ホーム > プロが教える10倍楽しい登山方法! > 紅葉を見るために登山をするときの注意点
今年の紅葉は美しい、と話題になっていますね。
あなたも見に行かれたでしょうか。
地域によっては、そろそろ紅葉のシーズンも
終了になってきているようです。
この時期の登山は気温や登山道の変化に
注意をする必要があります。
昨日までは紅葉真っ盛りだったのに、
いきなり今日は雪景色、ということもあるからです。
あなたも少し想像してみて頂きたいのですが、
紅葉はどこから終了していくでしょうか?
答えは、気温の低いところからです。
秋が終わり、冬がやってくると紅葉シーズンは終了です。
そして、ご想像通り、北から紅葉シーズンは終了していきます。
もう一つ、高山ほど早く終了します。
気温が低いからですね。
なので、標高の高い山はそろそろ終了と考えたほうが良いでしょう。
ですが、ここからが初心者の方には楽しい時期です。
というのも、そろそろ低い山の木々も色づき始めているからです。
高い山は紅葉が終了していますが、低い山は今まさに見頃ということです。
登山初心者なら、これからがメインシーズンです。
もしあなたが初心者なら、ぜひこれから紅葉を見に登山に出かけてみてください。
きっと、想像を絶する様な美しい景色が目の前に広がるでしょう。
さて、美しい紅葉ですが、楽しくご覧頂くためにはやはり注意点があります。
楽しく登山をするための注意点なので、ぜひ参考にしてみてください。
まず、一番注意をしなくてはならないことは
『意外と気温が低い』ということです。
いくら低い山だからといっても、やはり平地よりは標高が高いです。
ですから、気温が低くなります。
なので、必ず防寒着など、温かい衣類を持って行くようにしてみてください。
次に注意していただきたいのは
『天気が変わりやすい』ということです。
山の天気、秋の天気は変わりやすいといいます。
ということは、『秋』の『山』となると、ダブルで天気が変わりやすいということになります。
そのくらい変化に富んでいますから、必ず雨具を持って行くこと。
これは秋でなくても持っていくべきなのですが、特に秋には必携です。
何があるかわかりませんので。
最後に、見落としがちな注意点です。それは
『日が短い』ということです。
夏と比べると、随分もう日は短いのですが、山はもっと短いと考えたほうが良いです。
というのも、稜線が影になって早く日が沈むこともありますし、
木々の間は日が入りにくいので暗くなりやすいです。
10月、11月というと、まだまだ秋の気分です。
ですが、1年で一番日が短いのは冬至ですよね。
冬至は12月です。
つまり、もう1年の中でも今はかなり日が短くなってきているということになります。
気温は1月、2月のほうが寒いですが、日が短いのは11月、12月、1月辺りですよね。
ですから、うっかりしているとあっという間に暗くなります。
このように、秋の山は美しく楽しい半面、注意しなくてはならない点もあります。
楽しく登山をするためにも、ぜひ頭に入れておいて頂けると幸いです。