ホーム > プロが教える10倍楽しい登山方法! > 最近の登山者はマナーがなってない!?
暑さも徐々に和らぎ、そろそろ紅葉のシーズンになってきました。
この時期は、とにかく山の景色の移り変わりが大変美しいです。
比例して、登山にもちょうどいい気候から、登山者がとても増える時期でもあります。
人が増えると、どうしても増えるのが『トラブル』です。
あなたは、登山のマナーをご存知でしょうか。
登山では「初心者だから・・・」とか「年だから・・・」という
ことは関係なく、ちゃんとマナーを守ることがとても大切です。
なぜなら、こうしたマナーが守られることで
自然が守られたり楽しい登山ができるからです。
そして、最近こうしたマナーについて色々と耳にします。
熟練者からすれば、マナーがなっていないと言います。
逆に、初心者からすれば、マナーが分からないので
悪気はなかったのに・・・と言います。
どちらにも言い分はあるでしょう。
ただ、登山のマナーというのは、ある程度利便性や
安全性を考慮して自然にできたルールだと思います。
なので、知っておくと、きっとあなたの安全にも役立ちますし
せっかくの楽しい登山を台無しにしてしまうことも減ると思います。
そこで、今日は登山でのマナーについてお伝えしようと思います。
まず、登山のマナーといえば、あなたは何を思い浮かべるでしょうか。
これが浮かんだ方は、素晴らしいですね。
自然を大切にしていて、きっと良識のある方だと思います。
その通りで、登山ではゴミを必ず持ち帰りましょう。
やはり、登山の醍醐味は自然です。
せっかく自然を満喫しに来ているのに、
ゴミだらけだとやはりゲンナリしてしまいます。
ただ、どこまでがゴミで、
どこからが自然に帰るのか・・・。
という判断もありますよね。
例えば、食べ物(おにぎりの食べ残しなど)は、捨てても
自然に帰るのではないか、と思われがちです。
確かに長い目で見ればそうかもしれません。
ですが、それまでには腐ったり、野生動物が荒らす原因になったり
他の登山者に迷惑をかけるケースも多々あります。
なので、きちんと持ち帰るようにしましょう。
では、ラーメン汁の飲み残しなどは?
できれば何かに吸わせてこぼれない状態にし持ち帰る、
ペットボトルに入れて帰る、などが望ましいです。
ですが汁モノなので、きちんと具を取った状態で流すには問題ないと思います。
初めて登山に行かれた方が一番驚くところです。
すれ違う人が挨拶をしてくることが多々ありますよね。
これは、登山のマナーの一つなのです。
やはり、狭い登山道ですれ違うのですから、無言で通り過ぎるのも
何となく感じが悪いですよね。
それよりは、明るく挨拶をしたほうがお互いにいい気分ですし安心感も増すと思います。
キレイな花を見たりすると、
ついつい持って帰りたくなります。
ですが、保護されているようなものも中にはあります。
ご自身で判断が難しい時は、
やはり採取するのは避けましょう。
それよりも、美しい瞬間をカメラに収めるなどして
思い出にしたほうが良いでしょう。
上ともかぶるのですが、植物見たさにコースから外れて
けもの道に入ってしまうケースも後を絶ちません。
すぐそこだから・・・と思っても、意外と急勾配だったり
足場が悪かったりと、危険があります。
登山道から外れることは避けましょう。
登山ではトイレがないこともしばしばあります。
そのようなときには、物陰で用をたす必要もあります。
この際の注意点も多々あるのですが、それは置いておいて。
その「トイレに行きたい」「用をたしたい」という言い方に
登山ならではの言い方があります。
男性の場合は「キジを撃つ」と言います。
女性の場合は「花を摘む」と言います。
初めて聞くと、「え?何??」と聞き返したくなりますが、
それはマナー違反です(笑)
このように、登山特有のマナーが色々とあります。
知らなかった、では済まされないものも中にはあります。
また、知らなかったがために重大な事故にあってしまうということもあります。
ぜひ登山に行かれる際には、こうしたマナーやルールを
ある程度知った上で行かれることをお勧めします。