登山時の体調管理。毒キノコに注意をしましょう。


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登山時の体調管理。毒キノコに注意をしましょう。

登山で自然の食べ物を食べるという機会があると思います。

野草やたけのこ、きのこ。

春先ならふきのとうや、わらびなど。

その場で調理をして食べるというのも、新鮮で美味しいですね。

私も山の幸は大好きです。

勝手に取ってはいけない山もあるので、そこは事前に確認をしておきましょう。

特に規制などされていない場合は、山の幸を発見するという楽しみも良いですね。

ただここで、毎年問題になるのが食中毒です。

特にキノコ類は危険です。

これから先、夏になってくるとジメジメしますし、気温も高くなり
キノコの発育条件には最適な気候になってきます。

山でキノコを見かけることも多くなるでしょう。

これから10月にかけては、キノコの食中毒が増えます。

つい、食用と間違えて食べてしまうと、大変なことになりかねません。

厚生労働省も毒キノコの食中毒に注意喚起を行なっています。

一度見ておくと良いと思います。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kinoko/

上記サイトでも紹介されているように、
食用ととてもよく似ている毒キノコが多いということです。

もし、あなたが「食べられるキノコを知ってる」と思われるなら、
絶対に一度確認をしておいてください。

あなたの知っているキノコとそっくりのキノコがおそらく
毒キノコとして掲載されていると思います。

特に間違えやすいのは、ツキヨタケ、ニガクリタケあたりだと思います。

ツキヨタケは椎茸に似ているので、つい食べてしまいがちです。

ですが、食べると30分くらいで嘔吐下痢などの中毒症状が現れます。

大変危険ですので、注意をしてください。

ニガクリタケはナメコに似ています。

群生しているので、なおさら間違えやすいかもしれません。

こちらも重症の場合は痙攣など引き起こす毒性のある
キノコなので、絶対に食べないこと。

そして、キノコで注意をしていただきたいのは、
乾いている時と、湿っている時で形状が違うという点です。

なので、乾いていて傘が開いた状態を記憶していると
実際に目にした時に気付かないことも多いのです。

上にお知らせした厚生労働省のホームページでは
湿っている時と乾いている時と、色々な形状のキノコが掲載されています。

大変わかり易いですので、見て頂くと良いと思います。

さて、今回はキノコの食中毒についてお伝えしましたが、
もう一つ、登山時に起こりやすい食中毒があります。

それは「お弁当」です。

お弁当に傷みやすいものを持って行ってしまうと、この時期は
暑いので腐ってしまうこともあります。

登山では早朝から登り始めますので、前日にお弁当を用意される方も多いようです。

一晩過ごしたお弁当を持って、暑い中を登って行くと・・・。

そりゃ、痛みますよね。

さらには、本来食べる予定だった時間よりも遅くなってしまい
お昼をとったのが3時くらい。なんてことになると、なおさらです。

ですから、夏場の登山では調理できるようなものにするか、
もしくは保冷剤などを利用して傷まないようにする、
傷みやすいものを持って行かない
、など工夫をしましょう。

夏は登山も気持ちいい時期です。

ぜひ体調管理をして、元気に戻って来られるよう注意をしていきましょう。



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