ホーム > プロが教える10倍楽しい登山方法! > 今年もやってきました。富士山の季節です。
今年も富士山の山開きが行われ、登山が解禁になりました。
登山愛好家の方々は、まずは富士山に登ってみたい、
という方も大変多いです。
あなたも登ったことがあるでしょうか。
私も何度も、富士山の登山研修をしたことがあります。
とてもポピュラーな山ということと、人が多いので整備されていて
設備も充実しているということから、初心者でも登りやすい山になってきていると思います。
特に、この山開きをしている期間7月、8月の間は
山小屋、診療所、救護所なども空いているので安心です。
ただ、大人気の山だからこそ注意が必要なこともあります。
今日は富士山の登山の注意点、楽しく快適に登山をするための
条件などをお伝えしようと思います。
■ 人気=大渋滞
これはもう、仕方のないことではありますが。
人気があるということは、それだけ人も多いということです。
特に最近では、富士山のご来光を見ようと、登山をする方も多いので
夜中から登山道は人でごった返すこともあります。
週末ともなると、大渋滞になるようです。
この時に注意が必要なのは、後ろの人に悪いから・・・と
慌てて登らないことです。
バテてしまいますし、慌てて登ると危険だからです。
自分のペースが遅いなと感じたなら、慌てるのではなく
後ろの方に「どうぞ」と道を譲るといいでしょう。
また、逆に前の人が遅い、混んでいて歩きづらいからと、
登山道を外れて登ることは絶対にタブーです。
これは、他の方のご迷惑にもなるので、必ず注意してください。
登山道を外れるのは危険です。
さらには、あなた自身が安全でも、あなたが歩いたせいで
石が下に転がって行ったら・・・。
登山道を歩いている人に落石が当たる、ということもありえます。
あなたは些細な一歩だったとしても、その小さな小石が
もう少し大きな石に当たり、その石が他の方に直撃したら。
と、他の方に気を使うこともとても大切です。
■ 高いということを忘れずに
人がたくさんいると、何となく街中と変わらないような印象を受けることもあります。
なので、つい高い場所だということを忘れてしまい、
走ってしまったりする方もいます。
ですが、標高が高いので、急に走ったりすると酸素が薄いぶん体力の消耗も激しいです。
場合によっては高山病になりかねません。
絶対に高い場所だということを忘れず、ゆっくりゆっくり動くことを意識してください。
併せ、標高が高いと気温も低いです。
思った以上に寒い、と仰る方も多いです。
ぜひ、防寒対策はしっかりと。
夏でも寒い日は0度になることがあります。
たいてい明け方などは5度くらいの気温です。
いかに寒いかということが分かると思います。
■ 楽しみを持とう
ご来光もそうですし、富士山ならではの楽しいことも沢山あります。
例えば、山頂には郵便局があります。
ここから手紙を出すと消印も富士山用です。
なかなかいい思い出になりますよね。
また、何よりも日本一の山に登り切った!という感動は一番の楽しみになります。
富士山は本当に登ると感動するでしょう。
「やったー!」と思わず声を上げる方も多いです。
この夏登ってみたいという方もきっといらっしゃるでしょう。
ぜひ、楽しい登山をされることを願っています。