ピカピカゴロゴロ、山で雷に遭遇したら?


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ピカピカゴロゴロ、山で雷に遭遇したら?

先日、尾瀬で落雷がありましたね。

今年は特に大気の状態が不安定な日が多いようで、
竜巻に始まり、ヒョウや落雷と、大荒れの天候になっています。

特に、こうした突発的な気象現象は、予測が難しいです。

最近では天気予報などにも「竜巻注意」など書かれるように
なってきましたが、にしても。

まだまだ予測も難しいと思います。

十分に注意をしていくことが大切だと思います。

ちょうど前々回のメルマガで、山の天気についてお伝えしましたが、
落雷などは比較的予測も立てやすいと思います。

あの、モクモクとした入道雲が現れたら、
天気が荒れる可能性が高いです。

そして、落雷にも注意が必要になります。

先日、あるテレビで気象予報士さんが
「ピカっとしてゴロゴロと鳴るまでに30秒を切ったら注意」
とおっしゃっていました。

光って音がするまでに30秒というと、かなり距離がありそうですが
そのくらい雷はどこに落ちるのか難しいのだと思います。

ですから、光って遠くに雷がいるからと安心しないほうが良いでしょう。

なるべく急いで安全な場所に避難をすることが大切です。

では、登山中に雷が発生した場合、安全な場所は
どこだと思われますか?

昔は「雷が鳴ったら木の下に避難」と聞いたことはないでしょうか。

実は、これは間違いの元だったりします。

というのも、雷は高い所に落ちますよね。

ですから、高い木の下はあまり安全とは言えません。

むしろ、木に落雷があったら、とばっちりを食ってしまいます。

なので、なるべく高い木からは離れましょう。

そして、身に着けている金属を自分から離れた場所に置き、
身を低くして雷がおさまるのを待ちましょう。

もう一つ。

山独特のルールがあります。

山で一番落雷の危険がある場所は、どこだと思われますか?

雷が高い場所に落ちる、という特性を考えると
ピンと来る方もいらっしゃるでしょう。

山で一番、落雷の危険性の高い場所、それは
「頂上」「尾根部分」なのです。

つまり、てっぺんにいると一番危険です。

そして、てっぺんには、木が少ないですよね。

山の中腹と比べて、視界が開けていることが多いです。

こうなると、雷から見てあなたはとても目立ちます。

目立つので雷が落ちてきます。

ですから、雷がなったなら、尾根や頂上からは離れ
なるべく木々の中にいましょう。

そして、姿勢を低くしてやり過ごしましょう。

ストックなどは金属ですので、なるべく離して置いておきましょう。

間違えてもザックに差した状態で動き回らないこと。

あなたが木々に埋もれている限りは、基本的には
当たる確率はそんなに高くないでしょう。

ただし、勿論きわめて用心深くしてください。

もし、山中で雷に遭遇したなら、

『尾根から離れる』

『金属は遠くに置く』

『身を低くしてやり過ごす』

これらを忘れないでください。



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