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1999 年 NHK ドキュメンタリー番組出演 (穂高連峰の 365 日)
1999年に、NHKが北アルプス穂高連峰の一年を取材し、夏と冬に出演しました。
標高 3000m を越える、美しさと険しさを兼ね備える穂高には、年間 12 万人の人が訪れる。 西穂高から奥穂高への縦走ルートは日本一難しい登山コースであると言われている。
7 月下旬から 8 月中旬、標高 3000m の穂高では、大気は平地の 2/3 にまで薄くなる。その稜線を小西さんは 20kg の荷物を背負って歩き、心肺機能を鍛えます。夜もまたライトをつけて歩くトレーニングをすることで、闇への恐怖心を取り除きます。
「死の危険を少しでも軽減するための自分にできる最高の努力をしなくてはならない。そのための心と体のトレーニングのために私は穂高に出かけます。」
「私にとって生きることと登山は同義語です。生きることが登ることだと思っています。」
<カモシカ山行>
普通の人が 9 時間かかって歩くところを二時間で、カモシカのように駆け抜けることから、小西さんのこのトレーニングをカモシカ山行と呼びます。この間、水は一滴 も飲みません。
西穂高から奥穂高への稜線は全長 3 キロですが、ここに 2 日かかります。 小西さんはより困難なトレーニングを求めて冬の穂高を歩きます。 自分の技術と判断力だけで稜線を征服することに充実感があるのです。 常に死の危険が同居することが山登りの醍醐味だと思います。危険の持つ魅力とでもいうのでしょうか。